高品質の胡蝶蘭は「胡蝶蘭園.com」にお任せください!

胡蝶蘭の育て方・手入れ

胡蝶蘭の手入れ

胡蝶蘭の手入れ

胡蝶蘭はとても高価なお花です、せっかく頂いたお花ですから、できれば大切にして長く育てていきたいですね。ここでは多くご質問をいただく事項を、各項目に分けてご説明させていただきます。

胡蝶蘭を枯らしてしまう大きな原因としては、

「水のやりすぎによる根腐れ」
「冬季の低温」
「直射日光による葉の傷み」

の3つがあります。
胡蝶蘭を育てるのは難しいと言われていますが、以上の3つに気をつけることで長くお花を楽しんで頂けます。

水は与えすぎず、乾いたら少しずつやる程度にし、日が当たりすぎないカーテン越しに飾ると良いでしょう、花弁はとてもデリケートなのでカーテンが風でなびいた時に触れないようにも注意してください。冬場なら温度が1桁にならないように室内のできるだけ暖かい場所で育てます。

生産農家では温度や湿度、日光の管理などは24時間体制で大切に育てられていますが、ご自宅でも少し意識するだけで、長く胡蝶蘭を鑑賞いただけます。

胡蝶蘭を育てるのは他の植物に比べると簡単ではありませんが、これを機会に胡蝶蘭の魅力を知るとともに、大切に育てて頂ければと思います。当店では胡蝶蘭をご購入いただきました全てのお客様に小冊子(育て方・お手入れの仕方)をご同封させていただいております。

胡蝶蘭をより長くご鑑賞いただけるように同封させて頂いている冊子でございますので、是非ご一読の上、胡蝶蘭をお楽しみください。




胡蝶蘭の手入れ

胡蝶蘭の育て方



胡蝶蘭の魅力はなんといっても高級感あふれる花の美しさです。ここでは胡蝶蘭を長く楽しむための基本的な育て方のポイントを7つに分けて解説していきます。胡蝶蘭は季節によって育て方が少しずつ異なりますので、シーズンに合わせたポイントは『季節ごとの育て方』をご覧ください。



1週間から10日に1度を目安に、株の根元にコップ一杯の水を与えます。
水の温度は冷たすぎず、室温に近い方が胡蝶蘭に負担がかかりません。
胡蝶蘭を枯らしてしまう原因の一つが、水を上げすぎることによる根腐れです。
日本では特に梅雨の時期などに湿度が高くなるため、根の部分が乾きにくくなると言われています。
湿度の高い地域などでは2週間に1度の水やりでも問題ないでしょう。


胡蝶蘭は寒さがとても苦手な花です。
胡蝶蘭の病気の一つに『凍害』というものがありますが、冬場に寒い室内に置かれたことで凍結してしまうとこの病気になる可能性が高くなります。
凍害になると蕾が咲かずに枯れてしまうこともあるので、冬場の置き場所には注意が必要です。
カーテン越しに日が当たる15℃以上の、風通しのよい場所に置くようにしましょう。
反対に夏場はカーテン越しでも葉っぱの表面が焼けてしまうことがありますので、こちらも注意が必要です。


美しい花が魅力の胡蝶蘭。
花にキズが付いたり、花が落ちてしまったりする原因になるので、風になびいたカーテンや壁などに胡蝶蘭があたらないように気をつけましょう。


胡蝶蘭を室内に飾る場合には、扇風機やエアコンの風が直接当たる場所に置くのはNGです。
風が強く当たりすぎる窓際や、反対に通気性の悪い場所、寒すぎる場所も避けるようにしましょう。
屋外で育てる場合には、直接日が当たらない風通しのよい木陰に置くようにしましょう。
ただし、直射日光が強く湿度の高い夏場については、屋外よりも室内で育てることをおすすめいたします。
室内の場合、薄いカーテン越しの日が当たる場所に置くようにしましょう。たとえ室内であっても直射日光は厳禁です。


湿度が苦手な胡蝶蘭ですが、乾燥のし過ぎもNGです。冬場などで、部屋の中が極端に乾燥している場合には、水やりの回数を少し増やしたり、胡蝶蘭の葉の部分に霧吹きをあててやるようにしましょう。
水やりの目安としては、直接根の部分を触ってみて、乾燥を確認してから数日後に水を与えるのがベストです。


来シーズンも胡蝶蘭を楽しむためには、花が咲き終わって花弁が落ちてからの手入れが大切。
花茎を生え際から切り、来年に向けて備えておきます。このとき、茎の生え際から20センチほど残して切ると、新しい花芽が出ることもあります。
贈り物としてもらった胡蝶蘭はラッピングがされていることがほとんどですが、ラッピングをした状態のまま水やりを行うと、鉢の底に水が溜まり病気の原因となるケースがありますので、ラッピングは初めの水やりの際に外すことをおすすめします。
ラッピングにより水が溜まってしまっていた場合には、水やりの期間や時期に注意が必要です。


プレゼントとしてもらった胡蝶蘭は寄せ植えされているケースもよくあります。
その場合、根や葉っぱを健康に保つためにも1株を1鉢に植えなおすようにしましょう。
胡蝶蘭を育てるための鉢は腰の低い素焼きの鉢がオススメです。
素焼きの鉢は、水分や肥料を効率よく供給してくれるだけでなく、根の部分を均等に乾かし、与えられた水が均等に行き渡る効果があるからです。
植え替えをしたあとは、20日程度水を与えないようにするのがポイントです。


置き場所
【昼間】
ガラスやカーテン越しに日光が半日ぐらい当たる場所に置くようにしましょう。
直射日光は冬場でも葉が焼けてしまう原因となりますので注意が必要です。
日当りの目安としては(遮光:20~30%)照度約2万ルックス前後(4万ルックス以下)に保たれた環境がベストです。
【夜間】
室温が10度以上に保たれている場所に置きましょう。
室内の温度が低い場合の対策としては、発泡スチロールや段ボール箱などに胡蝶蘭を入れて全体をビニール袋で覆う、もしくは新聞紙で鉢を包んで温度を一定に保つ方法があります。
また、エアコンの風が直接当たる場所もNGです。
【水やり】
2週間に1回程度でOK。
冬場は水の温度や水を与える時間帯にも注意が必要で、暖かい時間帯に、室温に近い温度のぬるま湯もしくは水を与えるようにします。
冬場に水を多く与えすぎると根腐れの原因となるので気をつけましょう。葉への霧水は毎日行っても問題ありません。


置き場所
【昼間】
レースのカーテン越しに日が当たる暖かい場所に置くようにしましょう。花に傷がつく原因となりますのでレースのカーテンが花に当たらないように注意が必要です。
【夜間】
室内の温度が15度以上を保てる場合には鉢を移動したり覆ったりする必要はありません。
【水やり】
10日~12日に1回ぐらいの割合で水を与えます。
6月からは水の代わりに洋ラン用の液体肥料を1500倍~2000倍程度に薄めたものを与えるようにしましょう。
液体肥料は必ず水で薄めましょう。根や茎葉からもよく吸収されます。


置き場所
室内で育てる場合は、レースのカーテン越しに日光が当たる場所、もしくは日光を50%ほど遮光した風通しのよい場所で育てるようにしましょう。
室内ではエアコンの風が直接当たらないように注意が必要です。胡蝶蘭を屋外で育てる場合には、最低温度が18度以上であるかどうかがポイントです。
この際も直射日光が当たらないように注意しましょう。 蕾の出て来た胡蝶蘭は環境の変化に敏感で、つぼみの成長が止まる恐れがあるので、場所の移動には注意が必要です。
【水やり】
水のかわりに1500倍~2000倍程度に薄めた液体肥料を与えます。
与える目安は1週間に1回程度。液体肥料の与え方は『肥料』をご参照ください。


置き場所
【昼間】
室内で育てる場合にはレースのカーテン越しに日の当たる場所、屋外で育てる場合には直射日光の当たらない風通しのよい場所に置きます。
ただし、9月は特に気温が高いため、屋外ではなく室内で育てることをおすすめします。
【夜間】
温度が15度以上に保たれているようであれば、特に夜間の移動は必要はありません。
つぼみの出はじめた胡蝶蘭は特に環境の変化に敏感なため、移動によってつぼみの成長が止まってしまうことがあるので注意が必要です。
【水やり】
10~12日に一回程度行ってください。 葉への霧水は空気が乾燥している日は行っても大丈夫です。
※水やりの際には直接ミズゴケに触ってみましょう。乾燥している場合は水やりのサインです。まだ湿っている場合は水は与えないでください。
【肥料】
10~12日に1回の割合で水を与えます。葉への霧水は空気が乾燥している日に行うようにしましょう。水やりのポイントは、直接ミズゴケに触れてみて乾燥していたら水やりのサインです。ミズゴケがまだ湿っている場合は水を与えないようにしましょう。また、この時期は特に肥料を与える必要はありません。


年間を通した水やり、液肥のタイミングは水ゴケを直接触っていただき、 乾燥している場合行いましょう。
湿っている場合は水やり、液肥は必要ありません。



胡蝶蘭の手入れ

胡蝶蘭の病気について

胡蝶蘭の病気について

ここでは代表的な胡蝶蘭の病気についてご説明いたします。


下葉の黄化


下葉の黄化

●下葉の黄化の症状
胡蝶蘭の葉が、下から順番に黄色く変色し落ちていく症状。

●下葉の黄化の原因
短時間の間に複数毎の葉が同時に落ちてしまった場合は、「リゾクトニア菌、ピシウム菌、フザリウム菌」などの細菌の影響が考えられます。
また、ゆっくり数か月にわたって少しずつ葉が落ちていくのは老化の可能性があります。一度黄色くなってしまった葉は再び元の緑色に戻ることはありません。

●下葉の黄化の予防と対策
風通しの良い場所に置き、水のやりすぎには注意し、少し乾燥気味にするのが効果的です。
黄色く変色してしまった葉は無理に取り除かず、軽く引いて取れる程度になるまでそのままにしておきます。


軟腐病


軟腐病


●軟腐病の症状
葉の内側が腐敗し、液状になります。酷い臭いを放ちながらやがて繊維質のみが残って干からびてしまう。

●軟腐病の原因
気温が33度以上の高温で多湿の状態である時によく発生する病気です。悪臭の原因は病原菌が分泌するペクチン分解酵素によるものです。

●軟腐病の予防と対策
予防策としては、梅雨から夏にかけての高温多湿になる時期は、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、水も控えめに与えてください。
発症してしまうと治すことができない病気なので、発症した場合は幹部より株元に近い位置で切り取ります。また他の株と隔離して感染しないようにしてください。


根腐り


根腐り


●根腐りの症状
根が黒くなり、脱水状態となる。

●根腐りの原因
・水のやりすぎ
・水分が多い状態での低温
・高温による蒸れ

●根腐りの予防と対策
水やりの頻度を減らしてください。
株元の奥の方まで指を入れてみて、水ゴケが乾燥した状態になっていたら水やりをします。

季節ごとの水やりの頻度は以下を参考に、株の状態を確認しながら行ってください。

・夏季:2週間に1回程度
・冬季:4週間に1回程度
・春秋期:3週間に1回程度

また、植え替えの際などに枯れていた根は切り取りましょう。

根腐りを防ぐにはとにかく、水やりを最低限にすることが重要です。
夏季の最高気温、冬季の最低気温にも注意が必要。
夏季は風通しの良い場所に置くのも効果的です。

葉の日焼け


葉の日焼け


●葉の日焼けの症状
まずは水ぶくれのようになり、その後3日程かけて葉の一部が乾燥し部分的に枯れた状態になる。

●葉の日焼けの原因
直射日光などにより葉が日焼けします。
特に夏季は、光が強く温度が高い為、直射日光に関わらず非常に日焼けしやすいです。

●葉の日焼けの予防と対策
直射日光は絶対に避けてください。植物だから日光に当てた方が良いと思いがちですが、強すぎる光は胡蝶蘭に悪影響を及ぼします。
光の目安は、床や地面に影ができるかできないか程度が良いでしょう。
特に季節の変わり目は、日光が当たる場所が変化する為、置く位置には注意してください。

一度焼けてしまった葉は元には戻りませんが、その後直射日光が当たらない場所に移動させれば他の葉に広がったり、日焼け箇所がそれ以上悪化することはありません。
なので、日焼けした葉を切ったりせず、そのままの状態で栽培してください。

ただし、「軟腐病」との見分けが難しいので注意が必要です。
「軟腐病」ですと他の葉に感染しますので、葉が腐り始めたらまずはどちらの症状なのかを判断しなければなりません。
見分け方のポイントとして、「軟腐病」は悪臭を放つという特徴があるので、匂いに注意してみてください。




胡蝶蘭の手入れ

胡蝶蘭の肥料について

胡蝶蘭の肥料について

ここでは胡蝶蘭の肥料の与え方についてご説明いたします。

自然界に生育する胡蝶蘭は、木に着生している植物なので、基本的にわずかな栄養分だけで十分に成長します。手入れに手間が掛からないことも贈りものとして好まれる理由のひとつです。
水道水に含まれる栄養分だけも問題ありませんが、肥料を与える場合、1年に1度、春から夏にかけての1~2か月に1回与えるようにしましょう。涼しい冬場に肥料は不要です。
胡蝶蘭は温度や湿度の影響を多く受けます。ですので、肥料を与えて元気にするよりも、直射日光を避けて、あまり高温ではない風通しの良い場所に置くなど、環境を整えてあげることが大切です。
逆に肥料を与えない方が花が良く咲くとも言われておりますので、一度花が終わった株は、適切な温度管理(約18度~24度)、適度に光が当たる場所、適度な水やりを意識すれば、再び美しい花が咲く可能性があります。花が咲き終わった後も大切に育ててあげてください。

このように、

「水道水だけでも十分」
「肥料を与えるなら暖かい時期に1度だけ」
「肥料よりも生育環境を整える」

を意識しましょう。基本的には肥料は与えすぎないことが長持ちのコツです。




胡蝶蘭の手入れ

胡蝶蘭の植え替えについて

胡蝶蘭の植え替えについて

ここでは胡蝶蘭の植え替えの基礎をご説明いたします。

胡蝶蘭の植え替えは、花を常に健康な状態に保ち、また新しいお花を咲かすためになくてはならない作業です。水ゴケが黒くなったり、古くなったり、更にはカビが生えたりし、鉢の中の環境が悪化すると胡蝶蘭は育ちません。最悪の場合枯れてしまうこともあります。

根や葉を健康に育て、また新しい花が咲くように、花が咲き終わって2年以上経過した胡蝶蘭は、植え替えを行いましょう。

胡蝶蘭の植え替えは花が終わってすぐ行うのではなく、1~2年経過してから行います。植え替え時期は4月~初夏にかけてが好ましいでしょう。植え替えは根を傷めやすいので、1年に1回とし、年に何度も植え替えはしないことがポイントです。

【1】植え替えは花が終わって葉だけになった状態で行います。

【2】株の部分を包んでいるビニールポッドを取り外します。

【3】根を見回して、黒くなっている部分や腐っている部分がないかを確認します。

植え替え1

【4】黒くなっている根があれば切ってしまいましょう。
(※この時使うハサミは、あらかじめ火であぶるなどして消毒したものを使用してください)

【5】事前に水を含ませておいた水苔を、軽く絞ってから根に巻きつけます。

【6】釉薬の塗っていない素焼きの鉢に、株を押し込んで完成!
 この時、ゆるいと安定しないので少し押し込まないと入らないくらいの水苔を入れてください。

植え替え2

3本立てや5本立ての胡蝶蘭は、株の状態が悪くなったことも考え1株1株に分けて植え替えを行います。

このように胡蝶蘭にとって植え替えはとても大切ですので、2年以上経過している胡蝶蘭は、植え替えを行いましょう。

丁寧に手入れを行うことで、以前と同じようなきれいな花を咲かせてくれます。




胡蝶蘭の手入れ

胡蝶蘭が枯れてしまった場合

胡蝶蘭が枯れてしまった場合

あきらめないで! 胡蝶蘭が枯れてしまった場合の対処法

胡蝶蘭が枯れてしまっても、株や葉が生きていれば再生し、また花が咲く可能性が十分にありますから、諦めずにやさしく見守ってあげてください。

一般的に株から3節目か4節目の所で切ってしまうのが、枯れた胡蝶蘭の対処法ですが、切って捨ててしまう部分にまだお花が咲く可能性が残っている場合があります。切るのは最終手段だと考え、最初は様子を見ながら判断されるのが良いかと思います。

胡蝶蘭が枯れてしまっても、育成方法は普段と同じで、温度や湿度、水加減や光に気を配りながら育てます。

弱っている株に肥料を与えても意味がありませんので、水だけで様子を見ます。このとき水の与えすぎには注意します。一般的には肥料を使わない方が、もう一度花が咲きやすいと言われています。

直射日光も不要で、あまり暗すぎないレースのカーテン越し程度の間接光が良いとされていますので、日常生活における光で十分育成できます。

胡蝶蘭にとっての適温は約18度~24度です。花が咲きやすいのもこれくらいの温度ですので、秋から冬に花芽が出て、春先くらいに咲くのが一般的です。

胡蝶蘭は高価なお花ですので、枯れてしまったからと言ってすぐに処分せず、様子を見ながら育ててあげてください。株がダメになっていない限り再び花が咲く可能性は十分あります。




胡蝶蘭の手入れ

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