ホーム 胡蝶蘭の育て方・手入れ 胡蝶蘭の病気について 胡蝶蘭の育て方・手入れ 胡蝶蘭の病気について ここでは代表的な胡蝶蘭の病気についてご説明いたします。 下葉の黄化 ●下葉の黄化の症状 胡蝶蘭の葉が、下から順番に黄色く変色し落ちていく症状。 ●下葉の黄化の原因 短時間の間に複数毎の葉が同時に落ちてしまった場合は、「リゾクトニア菌、ピシウム菌、フザリウム菌」などの細菌の影響が考えられます。 また、ゆっくり数か月にわたって少しずつ葉が落ちていくのは老化の可能性があります。一度黄色くなってしまった葉は再び元の緑色に戻ることはありません。 ●下葉の黄化の予防と対策 風通しの良い場所に置き、水のやりすぎには注意し、少し乾燥気味にするのが効果的です。 黄色く変色してしまった葉は無理に取り除かず、軽く引いて取れる程度になるまでそのままにしておきます。 軟腐病 ●軟腐病の症状 葉の内側が腐敗し、液状になります。酷い臭いを放ちながらやがて繊維質のみが残って干からびてしまう。 ●軟腐病の原因 気温が33度以上の高温で多湿の状態である時によく発生する病気です。悪臭の原因は病原菌が分泌するペクチン分解酵素によるものです。 ●軟腐病の予防と対策 予防策としては、梅雨から夏にかけての高温多湿になる時期は、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、水も控えめに与えてください。 発症してしまうと治すことができない病気なので、発症した場合は幹部より株元に近い位置で切り取ります。また他の株と隔離して感染しないようにしてください。 根腐り ●根腐りの症状 根が黒くなり、脱水状態となる。 ●根腐りの原因 ・水のやりすぎ ・水分が多い状態での低温 ・高温による蒸れ ●根腐りの予防と対策 水やりの頻度を減らしてください。 株元の奥の方まで指を入れてみて、水ゴケが乾燥した状態になっていたら水やりをします。 季節ごとの水やりの頻度は以下を参考に、株の状態を確認しながら行ってください。 ・夏季:2週間に1回程度 ・冬季:4週間に1回程度 ・春秋期:3週間に1回程度 また、植え替えの際などに枯れていた根は切り取りましょう。 根腐りを防ぐにはとにかく、水やりを最低限にすることが重要です。 夏季の最高気温、冬季の最低気温にも注意が必要。 夏季は風通しの良い場所に置くのも効果的です。 葉の日焼け ●葉の日焼けの症状 まずは水ぶくれのようになり、その後3日程かけて葉の一部が乾燥し部分的に枯れた状態になる。 ●葉の日焼けの原因 直射日光などにより葉が日焼けします。 特に夏季は、光が強く温度が高い為、直射日光に関わらず非常に日焼けしやすいです。 ●葉の日焼けの予防と対策 直射日光は絶対に避けてください。植物だから日光に当てた方が良いと思いがちですが、強すぎる光は胡蝶蘭に悪影響を及ぼします。 光の目安は、床や地面に影ができるかできないか程度が良いでしょう。 特に季節の変わり目は、日光が当たる場所が変化する為、置く位置には注意してください。 一度焼けてしまった葉は元には戻りませんが、その後直射日光が当たらない場所に移動させれば他の葉に広がったり、日焼け箇所がそれ以上悪化することはありません。 なので、日焼けした葉を切ったりせず、そのままの状態で栽培してください。 ただし、「軟腐病」との見分けが難しいので注意が必要です。 「軟腐病」ですと他の葉に感染しますので、葉が腐り始めたらまずはどちらの症状なのかを判断しなければなりません。 見分け方のポイントとして、「軟腐病」は悪臭を放つという特徴があるので、匂いに注意してみてください。 胡蝶蘭の手入れ 胡蝶蘭の肥料について 胡蝶蘭の植え替えについて 胡蝶蘭が枯れてしまった場合 胡蝶蘭を貰った方向けのお役立ちコンテンツ お花と立札を飾る場所や飾る期間について 鉢植えを持ち帰る方法をご紹介 胡蝶蘭の育て方・手入れ
胡蝶蘭の病気について ここでは代表的な胡蝶蘭の病気についてご説明いたします。 下葉の黄化 ●下葉の黄化の症状 胡蝶蘭の葉が、下から順番に黄色く変色し落ちていく症状。 ●下葉の黄化の原因 短時間の間に複数毎の葉が同時に落ちてしまった場合は、「リゾクトニア菌、ピシウム菌、フザリウム菌」などの細菌の影響が考えられます。 また、ゆっくり数か月にわたって少しずつ葉が落ちていくのは老化の可能性があります。一度黄色くなってしまった葉は再び元の緑色に戻ることはありません。 ●下葉の黄化の予防と対策 風通しの良い場所に置き、水のやりすぎには注意し、少し乾燥気味にするのが効果的です。 黄色く変色してしまった葉は無理に取り除かず、軽く引いて取れる程度になるまでそのままにしておきます。 軟腐病 ●軟腐病の症状 葉の内側が腐敗し、液状になります。酷い臭いを放ちながらやがて繊維質のみが残って干からびてしまう。 ●軟腐病の原因 気温が33度以上の高温で多湿の状態である時によく発生する病気です。悪臭の原因は病原菌が分泌するペクチン分解酵素によるものです。 ●軟腐病の予防と対策 予防策としては、梅雨から夏にかけての高温多湿になる時期は、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、水も控えめに与えてください。 発症してしまうと治すことができない病気なので、発症した場合は幹部より株元に近い位置で切り取ります。また他の株と隔離して感染しないようにしてください。 根腐り ●根腐りの症状 根が黒くなり、脱水状態となる。 ●根腐りの原因 ・水のやりすぎ ・水分が多い状態での低温 ・高温による蒸れ ●根腐りの予防と対策 水やりの頻度を減らしてください。 株元の奥の方まで指を入れてみて、水ゴケが乾燥した状態になっていたら水やりをします。 季節ごとの水やりの頻度は以下を参考に、株の状態を確認しながら行ってください。 ・夏季:2週間に1回程度 ・冬季:4週間に1回程度 ・春秋期:3週間に1回程度 また、植え替えの際などに枯れていた根は切り取りましょう。 根腐りを防ぐにはとにかく、水やりを最低限にすることが重要です。 夏季の最高気温、冬季の最低気温にも注意が必要。 夏季は風通しの良い場所に置くのも効果的です。 葉の日焼け ●葉の日焼けの症状 まずは水ぶくれのようになり、その後3日程かけて葉の一部が乾燥し部分的に枯れた状態になる。 ●葉の日焼けの原因 直射日光などにより葉が日焼けします。 特に夏季は、光が強く温度が高い為、直射日光に関わらず非常に日焼けしやすいです。 ●葉の日焼けの予防と対策 直射日光は絶対に避けてください。植物だから日光に当てた方が良いと思いがちですが、強すぎる光は胡蝶蘭に悪影響を及ぼします。 光の目安は、床や地面に影ができるかできないか程度が良いでしょう。 特に季節の変わり目は、日光が当たる場所が変化する為、置く位置には注意してください。 一度焼けてしまった葉は元には戻りませんが、その後直射日光が当たらない場所に移動させれば他の葉に広がったり、日焼け箇所がそれ以上悪化することはありません。 なので、日焼けした葉を切ったりせず、そのままの状態で栽培してください。 ただし、「軟腐病」との見分けが難しいので注意が必要です。 「軟腐病」ですと他の葉に感染しますので、葉が腐り始めたらまずはどちらの症状なのかを判断しなければなりません。 見分け方のポイントとして、「軟腐病」は悪臭を放つという特徴があるので、匂いに注意してみてください。 胡蝶蘭の手入れ 胡蝶蘭の肥料について 胡蝶蘭の植え替えについて 胡蝶蘭が枯れてしまった場合 胡蝶蘭を貰った方向けのお役立ちコンテンツ お花と立札を飾る場所や飾る期間について 鉢植えを持ち帰る方法をご紹介 胡蝶蘭の育て方・手入れ
ここでは代表的な胡蝶蘭の病気についてご説明いたします。
下葉の黄化
●下葉の黄化の症状
胡蝶蘭の葉が、下から順番に黄色く変色し落ちていく症状。
●下葉の黄化の原因
短時間の間に複数毎の葉が同時に落ちてしまった場合は、「リゾクトニア菌、ピシウム菌、フザリウム菌」などの細菌の影響が考えられます。
また、ゆっくり数か月にわたって少しずつ葉が落ちていくのは老化の可能性があります。一度黄色くなってしまった葉は再び元の緑色に戻ることはありません。
●下葉の黄化の予防と対策
風通しの良い場所に置き、水のやりすぎには注意し、少し乾燥気味にするのが効果的です。
黄色く変色してしまった葉は無理に取り除かず、軽く引いて取れる程度になるまでそのままにしておきます。
軟腐病
●軟腐病の症状
葉の内側が腐敗し、液状になります。酷い臭いを放ちながらやがて繊維質のみが残って干からびてしまう。
●軟腐病の原因
気温が33度以上の高温で多湿の状態である時によく発生する病気です。悪臭の原因は病原菌が分泌するペクチン分解酵素によるものです。
●軟腐病の予防と対策
予防策としては、梅雨から夏にかけての高温多湿になる時期は、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、水も控えめに与えてください。
発症してしまうと治すことができない病気なので、発症した場合は幹部より株元に近い位置で切り取ります。また他の株と隔離して感染しないようにしてください。
根腐り
●根腐りの症状
根が黒くなり、脱水状態となる。
●根腐りの原因
・水のやりすぎ
・水分が多い状態での低温
・高温による蒸れ
●根腐りの予防と対策
水やりの頻度を減らしてください。
株元の奥の方まで指を入れてみて、水ゴケが乾燥した状態になっていたら水やりをします。
季節ごとの水やりの頻度は以下を参考に、株の状態を確認しながら行ってください。
・夏季:2週間に1回程度
・冬季:4週間に1回程度
・春秋期:3週間に1回程度
また、植え替えの際などに枯れていた根は切り取りましょう。
根腐りを防ぐにはとにかく、水やりを最低限にすることが重要です。
夏季の最高気温、冬季の最低気温にも注意が必要。
夏季は風通しの良い場所に置くのも効果的です。
葉の日焼け
●葉の日焼けの症状
まずは水ぶくれのようになり、その後3日程かけて葉の一部が乾燥し部分的に枯れた状態になる。
●葉の日焼けの原因
直射日光などにより葉が日焼けします。
特に夏季は、光が強く温度が高い為、直射日光に関わらず非常に日焼けしやすいです。
●葉の日焼けの予防と対策
直射日光は絶対に避けてください。植物だから日光に当てた方が良いと思いがちですが、強すぎる光は胡蝶蘭に悪影響を及ぼします。
光の目安は、床や地面に影ができるかできないか程度が良いでしょう。
特に季節の変わり目は、日光が当たる場所が変化する為、置く位置には注意してください。
一度焼けてしまった葉は元には戻りませんが、その後直射日光が当たらない場所に移動させれば他の葉に広がったり、日焼け箇所がそれ以上悪化することはありません。
なので、日焼けした葉を切ったりせず、そのままの状態で栽培してください。
ただし、「軟腐病」との見分けが難しいので注意が必要です。
「軟腐病」ですと他の葉に感染しますので、葉が腐り始めたらまずはどちらの症状なのかを判断しなければなりません。
見分け方のポイントとして、「軟腐病」は悪臭を放つという特徴があるので、匂いに注意してみてください。